令和2年11月27日に開催された山陽小野田市議会の定例会では、4件の議案が審議され、多くの重要な決定が下された。
まず、職員給与に関する条例の改正について議論された。特に、議案第117号では職員の期末手当が年間0.05月分引き下げられることが提案されている。この影響によって、職員の手当が現行の4.5月から4.45月に減少し、約870万円の影響が出ることになるとの説明があった。
総務文教常任委員長の河野朋子氏は、議案について慎重な審査を行った結果を報告。議員からは「職員の努力は高く評価されるべきで、引下げには問題がある」といった意見が出るも、採決の結果、賛成多数で可決された。
続けて、山陽小野田市長及び市病院事業管理者給与に関しての議案第118号も可決された。こちらも職員と同様に0.05月分の引き下げが行われ、約12万4,000円の影響がある。
さらに、山陽小野田市議会議員の議員報酬に関する議案第119号も同様に引き下げられることが決定された。影響額は約49万8,000円となった。これらの議案が一括して採決される中で、議員からは賛成の意見が相次ぐ一方で、反対討論も見られなかった。
その後、一般会計補正予算に関する議案第103号や、国民健康保険特別会計補正予算、介護保険特別会計補正予算も審議され、全体的に執行部からは新型コロナウイルス感染症対策として、必要な補正が行われることが強調された。特に国民健康保険については、歳入歳出共に178万1,000円の増額が見込まれている。
この日はその他にも、公共事業関連の補正予算などが多数採決され、議会の審議は無事に終わった。議長の小野泰氏が締めの挨拶をし、今後の予定が案内された。議会は午後1時30分に閉会となった。