令和元年6月28日に開催された山陽小野田市議会の定例会では、さまざまな議案が議論された。
特に注目を集めたのは、議案第53号の令和元年度介護保険特別会計補正予算についてである。この補正予算により、歳入歳出とも754万2,000円が増額され、予算総額が65億723万7,000円に達した。
しかし、その一方で、介護報酬改定が10月から実施されることに伴い、事業所が実施するか否かを判断することが市の課題となる。介護福祉士への処遇改善も含まれており、その取り扱いについて委員会では多くの質疑が交わされた。
また、議案第54号での山陽小野田市報酬および費用弁償支給条例の改正については、参議院議員の選挙に関連する経費の基準が改定されたことを受けて行われた。その影響額は1万9,000円とされ、討論の結果、全員賛成で可決された。
さらに、議案第55号では市街地区域における住居表示方法が議題となり、住民利便性の向上を図る方針が確認された。審査の際には各自治会との協議も重要なテーマとして位置づけられた。
加えて、議案第52号の一般会計補正予算についての討論では、特に危険物倉庫に関する議論が注目を集めた。市長は、事故の責任について謝罪し、今後の対応策を検討すると述べ、議員からの意見も反映された。
その他にも、議員派遣の件や閉会中の調査事項についても議論がされ、今後の議会の運営方向が確認された。議長の挨拶から始まった会議は、午後10時52分に閉会した。