令和元年10月30日、山陽小野田市議会は臨時会を開催した。
全22名の議員が出席し、会議は滞りなく進行された。議事日程は、会議録署名議員の指名や議席の変更、議案第84号の報告、そして消防組合議会議員の選挙についてであった。
まず、議長の小野泰氏が会議録署名議員として杉本保喜議員と髙松秀樹議員を指名した。
次に、議席の変更が行われ、議席の移動に関しては次回の本会議から実施されることが決定した。
議案第84号は市役所本庁舎整備事業に関する請負契約の締結に関する内容である。総務文教常任委員会の河野朋子委員長が報告した。
河野氏は、この請負契約が長沢建設・富士産業・進栄建設特定建設工事共同企業体と交わされるもので、金額は約10億7580万円であると説明した。
入札が不調だった理由として、市内業者から徴した見積もりと実際の積算との間に乖離があったことを指摘した。工事は耐震改修や老朽化対策、新築などを含み、工期は令和3年3月31日までであることが報告された。
さらに、工事は居ながら工事の形で行われ、安全対策として動線の分離や騒音・振動の軽減方法が取られるという説明があった。工事には職員に徒歩通勤を促進する呼びかけも含まれるとされている。