令和３年６月の山陽小野田市議会定例会が開会した。藤田剛二市長が就任挨拶を行い、アフターコロナの地域づくりに向けた施策を強調した。市長は、コロナ禍における地域社会の持続可能性の確保を掲げ、長期的な視点で施策を進める重要性を説明した。
続いて、報告事項が行われ、土地開発公社の業務計画や県営住宅建設の進め方が在校された。市は、副市長や教育委員会の委員の任命、監査委員の選任について、議会の同意を求めた。同意第1号では、古川博三副市長の再選任が承認された。市長は、副市長の適任性について高く評価した。
議案として提出された令和３年度一般会計補正予算などの１１件の議案も一括審議された。市は、感染症対策や地域振興政策に重きを置いて予算を編成したことが示された。特に、感染症対策として市民へのワクチン接種を優先し、必要な施策に対して迅速に対応する姿勢が強調された。
藤田市長は、最後に新たな施政方針を示した。地域づくりにおける「協創」の重要性を訴え、市民、企業、団体との連携を強化し、「スマイルシティ山陽小野田」の実現に向けて取り組むことを約束した。議会は、提出された各議案に対して審査を行い、質疑に応じて、各議案の適切性について協議を行った。