山陽小野田市議会は、令和元年5月21日に第2回臨時会を開催した。
会議では、重要案件が取り上げられ、教育委員会の委員任命や、特別会計補正予算についての議論が行われた。
特に、補正予算については、オートレース事業の売上回復に向けた施策を問う質疑が目立った。
公営競技事務所長の桶谷一博氏は、「平成30年度のオートレース全体の売上が700億円を突破し、山陽場も対前年で128.1%の増収を達成している」と説明した。
教育委員会では、末永育恵氏が新たに委員として任命され、地域教育に貢献する姿勢が求められている。また、市長の藤田剛二氏は、市の教育行政の推進に多大な貢献をした棟久佳子氏に敬意を表した。
埴生地区複合施設整備事業では、請負契約の一部変更について審議が行われ、工事の遅延が影響しているとの認識が示された。市によると、今回の増額は機械設備工事の追加が原因で、工期が延長され、令和元年の8月末から、翌年の3月末へと設定される可能性がある。
さらに、議員間では、工事費用の設定や入札制度の見直しについての意見交換が行われ、特に市場価格の急騰と労働力不足が影響を与えていると指摘された。