令和4年12月1日、山陽小野田市議会の第4回定例会が開かれた。出席議員22名がフルメンバーで集まり、会議はスムーズに進行した。
最初に、髙松秀樹議長が会議の開会を宣言後、今回の会期を12月1日から20日までの20日間とすることが決定された。議議日程には、会議録署名議員の指名や諸般の報告が含まれている。
特に注目を集めたのは、山陽小野田市立山口東京理科大学に関する報告である。藤田剛二市長が業務の実績に関する評価結果について発表した。令和3年度における同大学の業務は、全体としておおむね順調との評価が下された。主要な評価項目は、2件のA評価と4件のB評価であった。評価の結果を踏まえ、さらなる取り組みが期待される。
議会では、令和4年度の一般会計補正予算についても審議が行われた。市長は人事異動や、光熱水費の増加に対応するため、歳入歳出それぞれ13億8,876万9,000円の追加を提案した。補正予算の詳細には、子育て世帯への応援給付金支給や物価高騰への対策が含まれている。
また、個人情報保護法施行に伴う新たな制度についても議論が分かれた。市民の個人情報保護の観点において、山田伸幸議員が制度の趣旨について質問した。市の政策が新たな情報管理に適応する中、条例を改廃することも視野に入れ、透明性の高い運用を求める声が上がった。
最後に、定年延長に関する議案が多数上程された。今回の改正案は、令和5年度から段階的に定年年齢を引き上げることを目的としていて関連条例の整備が進められている旨が説明され、長期的な人材育成や職員の働き方に影響を与える大きな方針となる。
議会は全体を通し、各分野の改正や予算案を多数提案件が上程され、これからの対応について各常任委員会に付託することに決定した。