令和4年第3回山陽小野田市議会定例会が9月27日に開催された。
会議では、議案61号から65号に関する報告が行われた。議案61号では、地方公務員の育児休業取得回数を2回から4回へと緩和することが提案され、長谷川知司総務文教常任委員長が報告した。議案62号では、地方税法に基づく各種税条例の改正案が質疑を経て可決された。選挙運動の公費負担についての議案65号についても討論はなく、全会一致で可決された。
また、民生福祉常任委員会からは、議案50号から52号の国民健康保険特別会計、介護保険特別会計、後期高齢者医療特別会計に関する決算が報告された。松尾数則民生福祉常任委員長は、国民健康保険の歳入は74億646万円で歳出が72億9335万円で黒字を記録したと報告。特定健診の受診率は37.4%と県内で最も高かった。
一方、請願第4号については、吉村美栄氏からの飼い主のいない猫に対する不妊・去勢手術費支援を求める請願が採択された。市はこの活動を支援する意向を示し、地域猫活動団体との連携が強調された。
次に、議案49号から67号では、さまざまな特別会計や条例改正に関する委員会報告が行われた。議案49号の駐車場事業では、歳入決算額3197万円となり、利用台数は3万5273台と報告された。議案58号については一般会計補正予算の増額が決定され、新型コロナウイルスワクチン接種や公共施設の災害復旧に必要な予算が組まれることになった。
最後に、議決された請願や議案は市民の公益や安全を守るための施策として今後の行動につながると期待される。議会は市民の声に耳を傾け、様々な問題に取り組む意義を再確認し、本会議は無事に終了した。