日高町議会9月会議が9月13日に開かれた。会議では一般質問や行政報告が行われ、町のさまざまな課題について議論が進んだ。
最初に、白石典昭議員が町の進捗状況を問う一般質問を行った。彼は、協働で地域の課題を解決する町、地域経済の保護、子育て環境の充実、高齢者への配慮、教育環境の整備、安全な住環境、そして防災対策の進捗を具体的に伺った。
総務課長の戸川貴教氏は、地域の課題解決について地域の皆にアイデアをもらいながら進めていると説明。地域経済については、コロナの影響により各産業が困難に直面しているが、支援策として飲食事業者への支援があると述べた。また、子育て支援施策として医療費の助成や保育所の建替えが進行中であるとも触れた。
白石議員は、富川の複合施設についての進捗を再質問し、詳しい財源や償還についての説明を求めるとともに高齢者支援の取り組みを質した。
行政報告では、北海道のゼロカーボンシティ宣言についても共有されており、大鷹千秋町長は具体的施策について現在協議中であることを明らかにした。
このほか、日高町は令和6年度介護保険事業特別会計の補正予算を審議する中で、補助金が計上されたことを報告した。今後、実施される「こども誰でも通園制度」についても詳細を確認する意見があった。
新たな制度としての導入を進めるためには、町内での具体的な施策や人員確保の努力を続ける必要があるとの意見も上がった。
また、昨日の大雨に伴う災害復旧計画についても議題に上り、農業や公共施設の復旧に向けた支援が急務であることが確認された。この会議では、町のさまざまな課題とその解決に向けた大切な一歩が話し合われ、議員たちが町民のために尽力する姿勢を再確認する場となった。