令和5年12月御坊市議会定例会が開かれ、14名の議員が出席した。この中で、様々な議案が提出され、特に下水道事業補正予算に関する議題が重要視されている。
市長の三浦源吾氏は、第56号議案である「令和5年度御坊市下水道事業会計補正予算(第2号)」の専決処分について説明した。落雷の影響で高圧受変電設備が被災し、迅速な復旧のためにこの議案が提出されたものである。市長は、地方自治法に基づいて議会の承認を求めた。
さらに、第57号議案「御坊市犯罪被害者等支援条例」についても説明がなされた。三浦市長は、犯罪被害者支援施策を強化し、被害者の回復を図る内容が盛り込まれていると述べた。これにより地域の安全性の向上を目指す姿勢が示された。
議案の中には、御坊市役所関連の条例改正も含まれる。特に、現在の市庁舎敷地内の地番を整備するための改正が必要とされている。市長は、これにより公共機関の利便性が向上すると説明した。
また、市職員の給与に関する改正案も提出された。この改正は、国の人事院勧告に応じたものであり、県内の他市の状況も考慮された結果である。三浦市長は、最新の人事院勧告に基づく改正が求められているとした。市民へのサービス向上が意識されている。
市長の説明に対し、議員たちは詳しく質疑を行った。特に、下水道事業の補正予算については多くの質問が寄せられ、緊急な対応が求められるとの認識が共有された。
本日の議会では、会期が12月20日までの13日間に決定された。今後の議論が注目される。議題となる主要な項目の審議には、市民からの期待も高まっている。