令和6年8月5日に行われた日高町議会では、複数の重要議題が審議されました。
議事では、行政報告において町長の大鷹千秋氏が日高町立門別国民健康保険病院の病床転換について説明しました。
急性期病床34床のうち10床を地域包括ケア病床に転換し、リハビリや退院支援を行う体制を整備しています。この取り組みにより、収入の増加が見込まれるということです。
行政報告の後に質疑が行われ、真壁悦夫議員は「一般病床の稼働率について」質問しました。病院事務長の本間一樹氏は、“五十数%で推移している”と回答。病床転換の狙いは、回復期医療のニーズに応えることであり、今後の訪問診療の重要性についても議論が交わされました。
さらに、富川市街地複合施設整備外構工事に関する議案が可決されました。この工事は請負金額が2億295万円で、工期は翌年8月29日までとなります。工事内容は多岐にわたり、地域活性化が期待されています。
また、令和6年度日高町一般会計補正予算が承認されました。寄附金による歳入の増加が図られており、特に企業版ふるさと納税の活用が注目されています。これは、地域の振興に貢献するための施策であり、今後もこの流れを継続していく意向が示されました。
議会では、これらの施策によって地域経済や医療体制がさらに向上することを期待する声が上がりました。