令和2年6月30日の令和2年日高町議会6月第2回会議が開催され、複数の議案についての審議が行われた。
会議では、まず会議録署名議員の指名が行われ、門別初男氏と佐藤はなえ氏が任命された。その後、工事請負契約に関する議案が採決され、特に公営住宅新築建築主体工事が話題となった。管財建築課長の柴田哲氏は、工事の契約金額が6,820万円で、入札の結果、88.5%の落札率を記録したと報告した。この工事は日高町富川南地内に木造平家建て1棟を含む4戸の新築を目的とし、2021年1月21日までを工期としている。
議員からの質疑も活発に行われた。神保一哉議員は、2棟の予定価格の違いに関する質問をし、柴田課長は地盤調査の結果を基にした説明を行った。また、雪寒機械の取得に関する議案も審議し、地域経済課長の川西光浩氏が3,216万7,830円での除雪トラックの取得を提案した。
さらに、教育用タブレットに関する議案も承認された。この議案では、富川小学校全児童用として317台のタブレット購入が計画されており、契約金額は1,787万7,200円である。教育委員会管理課長の本間一樹氏は、新たにタブレットを導入することで教育環境の向上を目指していると強調した。
最後に、水道事業会計の補正予算が承認され、急激な取水能力の低下を受けて新たに補完水源を整備することが決定した。今後は、これらの事業の実施状況や予算の使途透明性の確保が重要な課題として挙げられる。議会では、今後の議事運営における工事契約の妥当性や教育環境の整備に向けた計画の進捗についても引き続き議論されることが期待される。