令和5年9月12日、日高町議会にて富川東福満8号線の交通安全対策やオコタン川の災害対策、さらに介護予防事業についての問題が議論された。特に、富川東福満8号線の交通安全については、直面する危険な状況が強調された。中でも、道路幅5.5メートルでは制限速度60km/hの設定が危険視され、通行する車両が制限速度を超越している事例があると報告された。これに対し、建設課長の吉田和彦氏は、「見通しの悪いS字カーブについては、警察への制限速度標識設置要望を検討する」と述べたが、道路の安全対策は急務であるとの認識も示された。
また、オコタン川についての議論では、特に堆積土砂対策や草木の除去についての検討が求められた。現在の浸水被害を未然に防ぐためには、河川の維持管理が重要であると指摘され、特に右岸側の堤防強化が必要とされた。建設課は、地域の過去の災害規模を基に、河川の管理方法を見直す姿勢を示している。ここで挙げられた対策には長期的な視野が求められるとともに、短期的な対応策も同時に模索していくことが求められている。
さらに、介護予防や地域包括ケアシステムの構築についても議論された。高齢者の要介護認定者が減少しているとのデータが報告される一方で、個別支援や地域住民との繋がりを深めるための取り組みが必要とされている。特に、介護職員不足の現状も併せて報告され、町としての支援が強く求められる。
この日、議会では町長も含め質疑応答が行われ、さまざまな意見が交わされた。今後の課題解決に向け、迅速かつ効果的な対策実現に期待が寄せられている。