令和3年の日高町議会において、合葬墓の設置に係る現状と今後の方針に関する質疑がなされた。合葬墓は平成5年度に設置されたもので、無縁葬の対策としての役割を果たしている。しかしながら、入浴券の取り扱いや事業実施における管理が不十分であったことが問題視され、議会からの決議を経て、見直しの必要性が認識されている。
高橋 克徳議員は、合葬墓の利用状況について確認を求め、歴史的な側面からもその意義を強調した。また、町長は供養祭の実施状況や納骨堂の役割について言及し、今後これらの施設が如何に日高町の文化・歴史を承継していくかを考慮する点の重要性を指摘した。加えて、合葬墓が有効に活用されるためには、地域の住民からの理解と協力が不可欠であることも述べた。
次に、日高町老人福祉センターに関しても質疑が行われた。センターは高齢者の憩いの場として重要視されているが、利用者数の減少や施設の維持管理が課題として指摘された。日高地区の高齢者にとって入浴は特に重要であり、地区内の公共施設の減少が影響していると認識されている。課長からは老人福祉センターの無料入浴サービスの維持について言及され、今後も地域貢献としての役割を強調した。