令和4年9月の日高町議会では、職員の兼業制度や観光振興策について議論された。
職員の兼業について、日高振興局が進める地域課題の解決につながる兼業の解禁に関連し、当町の検討状況が問われた。総務課長は、主に統計調査などの兼業許可を行っているが、他市町の動向や制度導入の難しさについても触れた。
また、人事評価に関しては、職員の社会貢献活動の評価をどのように行うかが難しいため導入は困難との見解が示された。具体的な例として、各職員が地域貢献に参加することが重要視されている。
次に、タイムカプセル開封について話題が移った。門別町開基120年を記念して設置されたタイムカプセルが開かれることになり、開封の行事は9月17日に予定されているとされた。ただし、当時の保管名簿などが存在しないため、参加者は限られる可能性があるという懸念が寄せられた。
また、報告第6号及び第7号において、令和4年度の各種補正予算が専決処分されたことが報告された。災害による復旧事業が中心であり、必要な経費が確保された。
さらに、町道の維持管理について、過去5年間の舗装工事が行われた件数や、道路の修繕要望についても質問が交わされた。建設課長は、受付窓口での要望が少ないことも含めて、積極的な対応の必要性を認めつつ、今後も要望に応えられるよう努力していく意向を示した。
最後に、町長は雪や地域特性を活かした観光振興の重要性を強調し、町全体での観光資源の充実を目指す姿勢を示した。