令和3年日高町議会4月会議が行われ、重要な議題が審議された。
出席議員15名が会議に臨み、各議題について熱心な議論が交わされた。
第一に、会議録の署名議員が指名され、佐藤則男氏と梅木聡氏が選ばれた。
次いで、企画財政課長の戸川貴教氏によって、令和2年度日高町一般会計補正予算(第15号)の専決処分について報告された。この補正により、歳入歳出にそれぞれ2,181万7,000円が追加され、総額は140億1,994万4,000円となることが説明された。
さらに、互野利夫氏の質問に対して、普通交付税と特別交付税の確定額が明らかにされた。普通交付税は43億8,385万4,000円、特別交付税は5億9,132万8,000円とのことだ。
重要な議題として取り上げられたのは、産業廃棄物最終処分場の建設に関する請願である。この請願は、広富地区に計画されている施設の建設に反対するもので、紹介議員の高橋克徳氏がその理由を詳述した。
高橋氏は「私たちの町日高町は一次産業が中心であり、農作物や漁業が地域経済を支えている。産業廃棄物処理場が建設されることは明らかに危険である」と強調した。
また、神保一哉氏からの質問に対し、高橋氏は「この産業廃棄物の許認可は北海道知事が行うため、日高町としては意見を求められることがある」と回答した。請願は、町議会に対し地域の意見を集約し、申し立てる形で提出されており、これにより地域住民の意向が反映されることが期待されている。
請願は総務・民生常任委員会に付託され、今後の審議が予定されている。議長は「この件は非常に重要であり、委員会で慎重に審査していただきたい」と述べた。
最後に、開会された会議は散会となり、次回は夏の定例日に向けた開催となる。