令和6年5月20日、日高町議会の会議が開かれた。
本日の議題は3件で、令和6年度日高町一般会計および国民健康保険事業特別会計の補正予算が中心である。
初めに、議長の神保一哉氏が開会を宣告し、出席議員が11名であることを確認した。
続いて、日程第1の会議録署名議員の指名を行い、梅木聡氏と工藤守弘氏が指名された。
次に日程第2、議案第1号を議題にし、企画財政課長の林谷昌美氏が補正予算について説明を行った。
今回の補正は、日高山脈の国立公園化に伴うもので、歳入歳出それぞれに2482万8000円の追加が提案されている。
具体的には、国保会計の赤字を補填するための繰入金や観光助成金の増額が含まれており、林谷課長は詳細を示した。
特に、国立公園化に関連する項目の増加について強調した。
この補正予算に対して、議員から質問が寄せられた。
高橋克徳氏は、補正が必要となった経過や今後の専門担当課の設置についての考えを問いかけた。
地域経済課長の小野寺孝氏は、国立公園化の決定が年始にずれ込んだため、補正が必要になったと述べた。
また、専門部署に関しては、まずは協議会を設置する方針を示した。
町長の大鷹千秋氏は、機運醸成の重要性を語り、祝賀会の開催も視野に入れているという見解を示した。
さらに、日程第3の議案第2号に移り、住民生活課長の小野俊勝氏が国民健康保険事業の補正予算について説明した。
こちらでは、年度末の歳入不足が見込まれ、980万円を追加することが必要であると報告された。
堂前保志氏からはこの歳入不足の原因に関する質問があり、小野俊課長は保険療養費と交付金の不足を指摘し、詳しく説明した。
議長は質疑が終わったことを確認し、採決に入った。
両議案とも賛成多数で原案通り可決された。
会議はすべての議程を終了し、休会に入ることが決定された。