令和5年8月日高町議会が開催され、さまざまな議案が審議された。
本日の会議では、特に富川生活館の増築に関連する工事請負契約が中心として話し合われた。住民生活課長の種田智子氏は、「工事の契約金額は8,910万円であり、契約相手は磯田建設株式会社である」と説明した。
工事は、木造平家建ての展示室ほか、増築及び既存施設の一部改修を含むものであり、工期は来年1月31日までとなる。議会では、入札の落札率が99.2%に達したことも報告され、質疑が行われた。議員の真壁悦夫氏は「入札の内容と既存施設の改修について確認したい」と質問した。これに対し、技術審議室長の矢野雅章氏は「入札には町内の建築業者4者が参加した」と答えた。
また、改修計画では、男女それぞれに和式トイレを洋式に変更し、駐車場の舗装も行う方針であると住民生活課長が述べた。財源としては、80%の補助金が見込まれている。
議案第2号では、医療事故に関連する損害賠償の和解が取り上げられ、賠償額は18万9,070円とされた。門別国民健康保険病院事務長の本間一樹氏は、「患者と和解交渉を進めた結果、ご理解を得ることができた」と強調した。
さらに、令和5年度の一般会計補正予算も審議され、新型コロナウイルスワクチン接種事業及び出産子育て応援交付金に関する補正が述べられた。企画財政課長の林谷昌美氏によると、歳入歳出をそれぞれ3,926万円を追加し、予算の総額は113億4,136万9,000円に達する見通しである。