令和4年3月7日、日高町議会が開かれ、複数の議案と一般質問が行われた。
本会議では、行政報告として新型コロナウイルス感染症に関する臨時休業の状況や、各中学校の高校進学状況などが報告された。
特に、教育長の武田啓嗣氏は、「富川中学校では2月18日に関係者に感染が確認され、急遽臨時休業に入ったが、感染の広がりは見られなかった」と述べた。また、タブレットの活用についての意見もあり、教育委員会は今後もその導入促進に努めていく方針を示した。
続いて、議案第8号では町営住宅の明渡し請求訴訟について、その必要性が説明され、訴えを提起することが決定された。
さらに、議案第10号の補正予算案が提案された。これにより、一般会計の歳入歳出予算が117億6,481万5,000円に増額され、特に感染症対策に関連する事業が強化されることが期待されている。
また、同日、介護や保育に従事する職員の処遇改善についても議論が及び、補助金が支給される見通しであることが確認された。具体的には、介護職員や保育士の賃金引上げが国の政策に基づき実施されることから、対象者に審査を進めることも決められた。
一方で、町内の教育関係者は、今後の全国学力テストに向けての取り組みとして、特に国語の強化が必要であるとの認識を示し、教員研修を通じて指導力の向上を目指すことを誓った。特に、記述問題の強化が求められている。
さらに、一般質問ではスクールバスの運行状況や、馬をテーマにした絵コンテストの開催についても話題となり、日高町の教育や文化振興に対する熱い思いが語られた。出展作品の展示を通じて、地域の特性を広め、地域振興に寄与する意見も寄せられた。
議会は今後も地域に根差した施策を推進し、住民の健康と福祉向上を目指していくことを確認して終了した。