今月、日高町議会では令和4年の議会が開催され、様々な議題が討議された。
新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、町内ではクラスターが発生したことが報告された。町長の大鷹千秋氏は、成人式を取り巻く集団感染の状況を説明し、「今月現在、感染者数は63名に達している」と述べた。このクラスターは成人式の後に飲食を伴う会合から広がったものとされ、急速な感染拡大を受け、町は感染対策に引き続き取り組むことを強調した。また、町内のワクチン接種も進めており、対象者の91%が2回目接種を終えた状況にあると伝えた。
教育長の武田啓嗣氏は、学校での感染拡大に伴い日高中学校が臨時休業することを発表した。これにより、学校の運営に影響を及ぼすことが懸念されている。地域のサポートや感染防止策を講じることで、さらなる市中感染の拡大を防ぎたい考えが示された。
その他、令和3年度の一般会計補正予算についての報告があり、特にコロナ対策や燃料高騰に伴う施設管理経費にあたる支出が強調された。町の行財政運営におく重要なポイントとして、新たに補正予算が承認され、特に新型コロナウイルスの影響に関する支援が要請された。
また、議案第1号では町長等の給料に関する特例条例が議題に挙げられ、問題が浮上した。議会ではこの内容に対する質疑が行われ、教育委員会の関与についても議論を重ねた。最終的にこの件に対する了承がなされる見込みであるが、今後も市民の透明性と説明責任の向上が求められる。