令和元年6月18日、日高町議会において行われた一般質問では、地域の公営住宅、部活動及び国民健康保険制度に関する議論が展開されました。特に、公営住宅に関する質問が多く取り上げられました。議員たちは新築された表町団地A棟とB棟の設計に対する批判の声を上げており、具体的には舗装状態や風除けがないことで居住者の生活に影響を及ぼしていると指摘されました。また、外部コーチによる指導体制の向上が求められる中、道教育委員会からの支援がないことも懸念されました。
中でも指摘されたのは、部活動において顧問の不在が影響し、生徒たちが十分な指導を受けられない事例があることです。教育長は、外部からの指導者の採用はされているが、資格の確認が行われていないことを認め、今後の改善が必要であることを強調しました。さらに、合葬墓の建設に関する議論も活発化しました。近年の台風や地震が過去にもたらした影響により、墓地の損傷が増加し、改葬の需要が高まっている現状が報告されています。特に、令和30年度の改葬許可件数は57件に上り、地域住民の要望に応える必要性が増しています。
地域では、行旅病人や行旅死亡人に対する取り扱いが十分に行われていないことが問題視されており、将来的には公営の合葬墓の設置が求められています。議員たちは、庶民が利用しやすい形での供養の仕組みを提案しており、追求しています。特に、過去に存在していた富川高台墓地の納骨堂のように、地域に根ざしたコミュニティのために機能する施設が必要とされています。