令和6年4月30日、日高町議会は第2回会議を開催し、5月1日から再開される休日、夜間診療の提供体制について議論した。
町長の大鷹千秋氏は、日高国保診療所の休日、夜間診療が看護師の採用と出張医師の配置により再開されることを報告した。住民の医療環境の改善に向けて、地域医療を維持するための対策を講じると述べた。
また、議案第1号として日高町税条例の一部改正が提案された。税務課長の成田治氏がこの改正の必要性を説明し、地方税法の改正に伴う具体的な内容を細かく説明した。特に寄付金控除の追加や、減免の手続き簡素化が強調された。
議案第2号では日高町国民健康保険税条例の一部改正が議題となり、課税限度額の引き上げなどが提案された。この改正により、高齢者の医療費負担の軽減が期待されるとの説明があった。
議論の中で、議員からは改正の影響に対する懸念が寄せられた。互野利夫氏は、改正の透明性と市民への説明が重要だと指摘した。議会内での質疑が活発に行われ、多くの意見が交わされた。
最後に、両議案ともに賛成多数で可決され、税制改正が住民に及ぼす影響についての懸念が示された。議会は今後も地域住民の意見を反映した政策提言を目指す方針を示しながら、活動を進めていくことを再確認した。