令和5年3月29日の日高町議会では、都市計画に関する重要な2件の議案が承認された。
まず、災害復旧工事に関する契約の一部変更についての議案が上程された。この議案については地域経済課長の小野寺孝氏が、工事実施に伴う設計の変更が必要である旨を説明した。具体的には、施設擁壁の基礎地盤において空隙が見られ、コンクリート間詰め工を追加する必要が生じたという。契約金額は1億334万5,000円に増額され、この変更が認められた。
議案第1号に対する質疑も活発に行われた。互野利夫議員は設計変更に関連して、コンクリート間詰め工について具体的な懸念を表明した。この工事が行われる場所が河川に接していることから、将来的に撤去の可能性があるのかという質問がされた。これに対し、建設課長の吉田和彦氏は、状況を確認中であるとしつつも、基本的には撤去は行わないと回答した。
次に、令和4年度一般会計の補正予算についての議案第2号が議題に上がった。企画財政課長の林谷昌美氏は、主に有害鳥獣駆除事業を目的とした補正に関しての詳細を説明した。歳入歳出の総額に854万4,000円の追加が計画され、令和4年度の予算を130億3,356万3,000円に設定することが了承された。
両議案ともに、出席議員からの質疑が無く、採決の結果、原案通り可決された。今後の日高町の施策運営に向けた財政基盤が整えられたことが確認され、議会は効率的に進行した。
議長の神保一哉氏は、明日からの定例日の前まで休会とすることが議決され、散会を宣告した。