令和5年12月13日、日高町議会の12月会議が開かれ、大鷹千秋町長が行政報告を行った。
この中で、今年の日高町はおおむね良好な作柄が達成され、特に水稲の作況指数は104で上向きの姿勢を見せた。さらに、農業生産が前年を11.2%上回るなど好成績を収め、8億3,294万円の漁獲高を記録したと報告した。この成果に感謝の意を表しつつも、畜産分野では厳しい状況が継続していることも触れた。
また、議案第4号に関する説明があり、令和5年度日高町一般会計補正予算が承認されたことが報告された。これにより、予算の詳細な配分が明らかになり、住民生活に重要な影響を与えることが期待される。
議会では、4人の議員からの一般質問も行われ、特に教育現場での施設統合や改修計画が焦点となった。保護者や地域住民からは、厚賀中学校と門別中学校の統合計画に対する不安の声が多く上がり、その結果、町教育委員会は統合時期の見直しを提案することとなった。
このように、整然とした農業報告と重要な議案に伴う議論が進められ、日高町の議会は今後の方向性を模索し続けている。町内の複数の課題解決へ向け、地域住民の理解と協力を求めながら、議会は柔軟かつ迅速に対応すべく努力する方針を明確にした。