令和5年3月13日、日高町議会は会議を開き、重要な議案が審議された。
今回の議題には、令和5年度の日高町一般会計予算や、国民健康保険事業特別会計予算が含まれ、各委員から活発な質疑が行われた。
まず、一般会計予算では、日高町の財政状況について重要な議論が交わされた。特に、小園暁子議員は、人工透析患者の送迎サービスについて質問。子育て健康課の奈良匡君が、具体的には「富川地区で約15名、厚賀地区で約5名の患者が利用しています」と回答した。
互野利夫議員は、施策の成否や新たな送迎ルートの検討を提案し、地域住民のニーズを捉えた運営を求めた。 さらに、「民生委員児童委員協議会への補助金が減額された理由は何か」と質問したのに対し、高齢者福祉課長の山口賢一君は、昨年度の一斉改選の影響を指摘した。
次に、令和5年度国民健康保険病院事業会計予算に関して、互野議員は各支出の内容と必要性を問うた。門別国民健康保険病院事務長の森永博幸君は、現状の医療経費の増加に対し、「医療の質を維持するための負担は避けられません」と説明しつつ、今後の見通しを語った。
また、日高町の国民健康保険運営については、地域に根ざした医療サービスの確保が強調された。特に、地域医療連携による効率化が今後の重要な課題となっていることが見受けられた。
最後に、議案を可決する中で、町民から寄せられる医療ニーズや福祉の充実に向けた取り組みの重要性が再認識され、各議員は今後の課題解決に向けた意識を高めていくことを誓った。