令和3年7月1日に開かれた日高町議会では、複数の重要議題が審議された。
特に新型コロナウイルスワクチンの接種状況について、町長の大鷹千秋氏は「65歳以上の方の1回目の接種率は78%、2回目は60%である」と報告した。全対象者に対する接種状況でも、1回目接種が38%、2回目が29%と伝えた。なお、接種券は60歳から64歳の方に6月22日に発送され、7月5日から接種が開始される予定である。
次に、JR北海道によるまちづくり支援金についても触れられた。大鷹町長は、「JR日高線の廃止に伴い、日高町には9,211万円の支援金が配分される」と説明した。この資金は、通学支援や市街地の活性化事業に活用される見込みである。住民からの意見も反映し、地域のニーズに応じて適切に運用されることが期待される。
また、議案第1号として提案された日高町手数料条例の改正について、住民生活課長の種田智子氏は「個人番号カードに関連する手数料の取扱いを変更するためのものであり、9月1日から施行予定」と述べた。この条例改正は定足数に達したため、賛成多数で可決された。
議案第2号は、令和3年度公営住宅新築工事に関するもので、管財建築課長の柴田哲氏は「契約金額9,350万円で、住宅は木造平家建て4戸が予定されている」と説明した。議案は賛成者が起立し、可決された。
さらに、議案第3号として提出された令和3年度一般会計補正予算は、6月の大雨による災害復旧工事によるものであり、総額700万円の補正が決定された。この補正予算には8か所の道路整備や4か所の河川整備が含まれている。
最後に、議長は7月2日から9月の定例日の前日までの休会を決定し、午前11時02分に散会した。この会議での重要な決定は、今後の日高町の発展に寄与することが期待されている。