令和4年11月第2回日高町議会が開催され、議案の審議が行われた。
会議では、全体で3つの議案が審議され、全て可決される見通しとなった。
特に注目されたのは、令和4年度一般会計補正予算(第10号)である。本議案は新型コロナウイルス感染症対応のための地方創生臨時交付金を含むものであり、歳入歳出にそれぞれ1億3,016万8,000円の追加を提案している。
企画財政課長の林谷昌美氏は、「主な補正は新型コロナウイルスと災害復旧に関連する」とし、詳細な項目を説明した。
質疑では、互野利夫議員が感染症対策費の配分について具体的な世帯の状況を確認した。互野氏はまた、非課税世帯に対する臨時特別給付金の申請方法についても提案した。
副町長の深根英範氏は、対象者への通知書について「国の様式を基にしたため、分かりにくい部分がある」と述べた。
次に議案第2号について、地域経済課長の小野寺孝君は「簡易水道事業会計補正予算(第4号)」について、新型コロナウイルスの影響で増加した災害復旧のための補正内容を説明した。総額で収入の減額と特別利益の増額が見込まれている。
その後の質疑では、互野氏が復旧工事の具体的なスケジュールについて尋ねたところ、建設課長の吉田和彦氏は「来年の秋口を見込んでいるが、入札準備が必要」と答えた。
さらに、議案第3号では国民健康保険病院の事務長、森永博幸氏が、車椅子入浴装置の更新に関する補正予算を説明した。その内容は過疎債を充当する予定である。
森永氏は、「今回新たに横から入浴させる装置を設置する」と述べ、住民の利便性向上に寄与することを強調した。質疑では互野氏が装置の具体的な機能に関して質問し、森永氏は詳細な操作方法を説明した。
会議は質疑を終了し、全ての議案は賛成多数で可決される見通し。最後に、議長は今後の議長会議に向けての休会を宣言し、本日の日程を終了した。