令和3年の日高町議会11月会議が開催され、様々な議題が取り扱われた。中でも、令和2年度の一般会計歳入歳出決算認定は多くの興味を集めた。
町の副町長である深根英範氏は、「令和2年度の一般会計歳入は129億4,736万3,000円で、歳出は126億2,940万7,000円となった。」と述べ、この数値から歳入歳出の差し引きは約1億1,795万6,000円に上ることを強調した。
また、歳入に関連して、事業系の一般廃棄物の取り扱いについても議論が行われた。この議論では、一部の町が一般家庭用のごみと業務系のごみを明確に区別していないことが指摘され、神保一哉議員は「こうした状況では、町ごとに大きな差異が生じる可能性がある」と懸念を示した。
さらに、福祉サービスに関する決算についての質疑も行われ、地区の高齢者入浴料負担金についても了承された。具体的には、ひだか高原荘ととねっこの湯において行われている入浴サービスが対象であるとされ、最近の高齢者の入浴に関する方針も確認された。
日高町ではさらに、介護職員初任研修に7名を対象として助成が行われており、その内訳には介護福祉士研修などが含まれていると報告された。これに対し、町長の方針を受けて、改めて地域における高齢者福祉の充実に取り組んでいく方向性が示された。
このように、令和3年11月の議会では、財政面だけでなく、福祉や環境に関する重要な事項についての議論が進められ、今後も地域住民に至るまで影響を与える様々な施策が協議されることとなった。