令和3年3月10日、日高町議会が開かれた。議会では、町政及び教育行政の執行方針や新型コロナウイルスワクチン接種の状況についての報告が行われた。
今後の新型コロナウイルスワクチン接種について、健康増進課の種田智子課長は、接種時期は未定であるが、接種場所は富川国保診療所、日高国保診療所、そして地域の公民館や会館が予定されていると述べた。接種対象者は16歳以上であり、優先順位は高齢者から開始し、基礎疾患がある方へと進む見込みとなっている。接種券と本人確認書類の持参が求められ、当日は十分な感染症対策がとられる予定である。
また、防災対策について、町は津波被害を想定し、避難所運営に関する計画の整備と避難訓練の実施を検討している。見直しを図った避難所運営訓練は、高台避難の重要性を認識しつつ、地域住民と協力して進める方針である。
不妊治療の助成については、日高町は背景に国の施策を考慮しながら、経済的負担軽減を図る事業を実施している。町民の新生児誕生を促進するため、今後も支援を強化していく方向性が示された。
このように、多岐にわたる施策が議論され、日高町の住民のための安全な街づくりや福祉の充実が目指されていることが強調された。今後の具体的な施策については、議会や町民との連携を深めながら実行されていくことが期待される。特に、防災対策が強く意識されている中で、地域住民の協力が求められることも重要な点である。