令和4年6月日高町議会は、さまざまな議題について議論を行いました。
初めに、議事日程の報告では、議長の神保一哉氏が会議の開始を宣言し、各議題に対しての報告や質疑が行われました。
特に目を引いたのは、令和4年度の町政及び教育行政執行方針に関する町長の報告でした。大鷹千秋町長は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化している現状を踏まえ、地域産業の振興や農業の支援を強調しました。「ウィズコロナ社会」へ移行する必要性を述べるとともに、厳しい経済状況に対する対策を講じる考えを示しました。
また、食料自給率の向上に関する意見書についても取り上げられました。菊地日出夫氏は、方針を国政の柱に据えるべきだと述べ、現状の課題として、日本が食料の6割以上を海外に依存している点を指摘しました。特に、ロシアのウクライナ侵略による世界的な食料市場への影響を挙げ、自給率の向上が急務であると強く訴えました。
また、議会の議題として、一般質問が行われ、議員たちは様々なテーマについて質疑を行いました。特に梅木聡氏は、教育行政についての質問を通じて、学校の統合や、子供たちの教育環境の改善に向けたさまざまな提案を行い、行政に建設的な意見を伝えました。
最後に、菊地日出夫氏は、国保税の軽減措置に関しての要望を強調し、町が社会保障の整備に注力する必要があると述べました。他の議員たちも、教育や地域づくりにおける協働の重要性について発言しました。
今後の町の課題は多岐にわたりますが、議会として一丸となってこれに取り組むことが期待されます。