令和3年6月、小矢部市議会は定例会を開会した。
議長の藤本雅明氏が進行を務め、16名の議員が出席した。議事日程には、議案の審議や報告が明示され、特に一般会計補正予算が注目された。
会期は、6月11日から24日までの14日間と決定された。これに異議はなく、公表されていた各議案の審議に移った。市長の桜井森夫氏が提案理由を説明し、令和3年度小矢部市一般会計補正予算について詳細が述べられた。
補正の内容では、歳入歳出それぞれ2億1,520万5,000円を追加し、合計135億386万8,000円とすることが提案されている。特に、新型コロナウイルスに関連する支援措置が強調され、他の趣旨に基づく事業も議論された。
桜井市長は、子育て世帯への特別給付金事業や学びの保障に関する新たな取り組みについて説明を行い、このコロナ禍における市民への支援の重要性を指摘した。具体的には、低所得者支援のための給付金や、タブレット端末整備を含む「GIGAスクール構想」が進行中であることが説明された。
また、報告第1号から第3号にわたり、令和2年度の繰越明許費の計算書が報告され、これらに対する議員の意見や質問もなされる場面がみられた。市の運営に関する透明性の確保が求められ、財政状況の把握が大切であるとし、市民に対する説明責任も意識されている。会議は、議案調査のための休会を経て、再開されることが決定された。
議長は最後に、全ての議員に感謝の意を示し、会議を閉じた。