令和元年6月第2回定例会において、交通安全対策や東京2020大会に関する質疑が行われた。まず、大津市での保育園児の事故について、市長は「大変痛ましい事故」と述べ、全市的な交通安全対策の強化を強調した。市内でも類似の悲劇を繰り返さないよう、保育園における交通安全の指導が重要であると認識し、園外活動時には徹底した安全対策を講じていることを説明した。また、警察との連携を強化し、園児が安全に横断できるよう信号機の設置を求める声を受けている。
次に、2020東京オリンピック・パラリンピックについて、市長は子どもたちに観戦する貴重な機会を提供できることを喜ばしく思っていると述べ、特に立川市内でも希望する児童生徒に幅広い観戦機会を提供するための準備を進めていると述べた。競技観戦を通じて、子どもたちの心を育てることができるとの期待を表した。さらに、文化プログラムの一環としてアール・ブリュットの展示会を計画しており、公園側と調整を進めている状況であると伝えた。
また、東京都では文化・芸術活動の活性化を目指すため、各種助成金制度を設けており、その利用についても検討している。このように、立川市は文化の祭典としての側面を大切にし、地域の子どもたちに多様な体験を提供しつつ、地域社会においても積極的な取り組みを進めていることが確認された。
最後に、市内の自転車事故が増加している状況を受け、自転車安全利用指導員制度などの施策を通じて自転車のマナー向上を目指していく必要があると強調した。特に高齢者の運転に関する施策についても、今後さらに取り組んでいく意義があることが強調され、移動弱者への配慮が求められた。