令和6年8月19日、昭島市総務委員協議会が開催された。
日程項目は多岐に渡り、市民生活に密接に関係する議論が行われる。まず、(仮称)昭島市民総合交流拠点施設の管理運営方針に関連したパブリックコメントの結果が報告された。市民総合交流拠点施設建設担当課長は、寄せられた意見は152件にのぼり、特に貸室特大の用途に関する要望が多数寄せられたことを強調した。
青山委員は、「市民の期待が高まっている」と発言し、貸出区分を柔軟にすることの重要性にも言及した。市側は、利用者の多様なニーズに応える姿勢を見せ、特大の貸室については時間単位での利用を検討する方針を示した。また、運営方針における様々な意見への配慮も忘れないと述べ、機能的な施設づくりを目指す意気込みを伝えた。
次に、工事請負契約の締結に関する報告が行われた。総務課長は、報告対象となる契約が9件であり、工事の発注は技術者不足が影響していることを認識した。多くの業者が辞退せざるを得ない状況は、昭島市に限らず全国的な課題となっている。市長は、発注の早期化や適切な価格設定により、業者が参加しやすい環境作りを進めると述べた。
続いて、市制施行70周年を記念した「昭島市民くじら祭」の実施についての協議が行われた。開催日は、24日と25日に決定され、特別ゲストの参加が見込まれることで、多くの来場者が予想されている。産業活性課長は、能登半島や岩泉町の支援を促すブースの設置に期待を寄せ、地域活性化に向けた意義を強調した。
また、投票所の変更が報告され、シルバー人材センターから中神自治会館への移動が決定した。変更理由は建物の改築であり、周知は市広報を通じて行われる。選挙管理委員会事務局長も、新設の(仮称)市民総合交流拠点施設に期日前投票所を設ける計画を紹介した。
最後に、次期定例会に提案予定の議案についても報告が行われた。予算案件が一つあり、その他の契約関係や人事案件についても言及された。災害時対応や市民サービス向上を目指す議論が続く中、協議会は午前10時13分に散会した。