立川市議会では、令和2年9月定例会において地域防災計画の改訂や市民の文化芸術活動支援が主要な議題として取り上げられた。
まず、地域防災計画の改訂についての報告では、昨年10月の台風19号の際に見えた課題を踏まえた修正作業が進行中であることが確認された。特に、災害時の情報発信や避難行動要支援者の対策が強化される。
続いて、市民の文化芸術活動の現状についての質問があり、市の認識として新型コロナウイルス感染症の影響により多くの文化イベントが中止され、市民の活動機会が減ったことが指摘された。市は市民団体への補助金支援を拡大する方針を示し、アーティストの活動再開を促進できるよう努力を続けるとしている。
次に、58街区の工事進捗についても言及され、地下水位の上昇による工期の延伸が報告された。竣工は令和4年2月を予定しており、当時の状況を伝える説明会も開催されている。
加えて、オストメイト対応トイレの設置状況も確認され、現在、合計9か所に整備されていることが明らかになった。避難所におけるオストメイトの方への配慮が重要視されている。
防災施策の一環としてのタクシーによる避難支援についても説明があり、事業者への連携強化が図られ、要支援者の移送支援が期待されている。