令和2年第1回立川市議会定例会が行われ、平成31年度の補正予算関連など多くの議案が審議され、可決された。
議案の一つには一般会計の補正予算が含まれ、これには市民生活に直結する各種施策が盛り込まれている。市長の清水庄平氏は「今回の補正額は20億8,700万5,000円で、817億9,676万5,000円となる」と述べた。この補正の目的は、契約差金や予算不足への対応であるという。
市民生活部長の井田光昭氏は、先日の質問において防犯カメラの台数に関する誤りについてお詫びしたことが記憶に新しい。彼は「防犯カメラは473台」と、数の訂正を強調し、今後は統一した基準の作成を目指すと述べた。
また、交通安全施設設置の立川駅北口デッキエスカレーター設置についても言及された。基盤整備担当部長の平出賢一氏は「入札不調による影響で工期がずれ込むが、今後も設置に向けて努力する」と語った。
さらに、予算特別委員会が設置した意見書が議論され、新型コロナウイルス感染症への対応に関する決議が採択された。市は「医療体制の強化支援を求める」とし、国や政府に対しても緊急支援を呼びかけた。
このほか、柏保育園の改修工事や新たな共同調理場の設置が進められ、学校給食の質向上が期待されている。教育部長の大野茂氏は「小規模な調理施設の必要性も検討している」と述べた。これに対し、議会からは「市民の意向を尊重した計画見直しが求められる」との声も上がった。
議論は多岐にわたるが、市民の生活により良い影響を及ぼす施策を推進する意義が強調された。未来への投資が、安心・安全な市民生活に寄与することが期待される。