令和元年9月の立川市議会定例会での議論が繰り広げられ、市民の生活に直結するさまざまなテーマが取り上げられた。
都市計画道路の進捗に関して、住民からは【測量計画】について不安の声が上がった。特に、道路計画に反対の意見が強まる中、住民の事前説明なしに測量びょうが打たれたことが、「秘密裏に進められた」と受け止められる結果となった。この計画を進める東京都に対しては、立川市として「丁寧な説明が必要」との申し入れがなされている。
一方、不妊治療支援については、市長が示した公約に基づき、市としての助成制度の創設は現時点では考えていないとしつつも、東京都の助成制度の周知促進を図る方針が強調された。実際、体外受精や男性不妊治療に関する助成を行う隣接市の例を挙げながら、立川市でもこれに匹敵する取り組みが必要であるとの意見が強まっている。
さらに、子ども家庭部は、第4次夢育て・たちかわ子ども21プランのもと、子どもの貧困対策に取組む意思を表明した。具体的には、意識調査や支援施策等を通じて、自立支援や地域のネットワーク構築を進めるほか、必要な情報を把握する体制が整えられることが求められている。それに伴い、今後の施策には注意を払う必要がある。
また、不登校の子どもたちへの支援に関しては、現在の適応指導教室の運営状況が報告され、改善の余地が示唆された。多様な理由から不登校になる子どもたちが多い中で、地域や関係機関の連携が不可欠とされている。市は、特に学校復帰の支援や、通級指導の必要性を再教育していく必要がある。
最後に、緑地及び公園の管理について、老朽化した公園内灯の早期更新や、緑地の管理適正化が求められている。市民の意見も踏まえつつ、より良い環境整備に向けた取り組みが期待される。