立川市議会では新型コロナウイルスワクチン接種の進展と、その影響に関する議論が行われた。
現在、65歳以上の高齢者を対象にした接種が226に実施されており、全員分のワクチンが確保されている。市の目標として、7月末までに高齢者への接種を完了させる方針が示された。これは高齢者を中心に投与されるもので、接種会場は市内医療機関と公的施設が併用されている。
電話予約やインターネット予約が難しい市民の不安を解消するため、コールセンターの回線数を倍増し、土日祝日の予約受付も開始される。
感染症対策が施されたうえで、接種予約の段階で混乱が生じ、高齢者は電話一本でつながらない現実があった。国の方針に従い、2週間先までしか予約ができない仕組みが目前の混乱を生み、特に高齢者層に不安を与えた。西武立川、武蔵砂川などでは高齢者が予約できず、周囲との連携不全ももたらした。電話越しに確認をする従業員への感謝の声もいまだ根強い。
今後は、基礎疾患を持つ人々にも対応が必要。特にその中には、医療的ケアが必要な方も多い。これらの人々へどうサービスを届けるかが今後の課題である。更なる支援策として、今後は大学生をはじめとした若年層への支援も重要視され、独立した相談窓口の設置が求められている。
新型コロナ禍における孤立した高齢者への支援、街中に存在する暗がりや安全への配慮も重要だ。特に、路面の段差や歩行環境にも配慮してベンチの設置なども進められている。地域の住民は、行政のこのような取り組みを高く評価し、協働の美点を感じることができるためである。
投票行動への影響も議論され、市としては全世代を対象に選挙参加を促すための施策強化が検討されている。投票率の低下については特に若年層への啓発が急務とされ、その施策を進める方針が確認された。今後、地域づくりや福祉など、市民の理解と参加を促す点が強調されるべきである。