令和3年全員協議会は、青梅市の重要な施策について審議を行った。
主な議題には、青梅市市制施行70周年記念式典や第7次青梅市総合長期計画の策定が含まれた。市長の浜中啓一氏がこの記念式典について説明し、10月23日に実施する計画であることを明らかにした。この式典では、行政、地域、安全、福祉等における貢献者に対し表彰を行う。
「表彰につきましては、行政功労、地域安全功労、社会福祉功労等の分野で認められた方を対象にしています」と企画部長の橋本雅幸氏が述べた。具体的な選出作業は進行中で、式典には国会議員や市議会議員などの招待も行われる。
次に、新たな計画である「第7次青梅市総合長期計画」についても審議された。この計画では、地域住民の福祉向上を目指す方針が確認され、現在の社会情勢や経済動向を考慮した内容となることが期待されている。市はこの計画の策定に対し、審議会を通じて市民の意見を広く募集できるよう努める考えを示した。野島資雄議員は「女性の視点を重視するべきだ」と提言し、審議会における女性の割合を半数に近づけるべきだと強調した。
また、青梅市立総合病院を巡る訴訟事件についても報告が行われた。新居一彦総合病院事務局長は、過去の訴訟の結果について説明し、相手方からの請求が全面的に棄却されたものの、控訴審が始まる見込みであることを伝えた。このような医療現場の問題は、市民の信頼に影響を与える重要な課題である。
最終的に、議長の鴨居孝泰氏は「今後も市民の意見を反映させながら、しっかりした計画を進めて行きたい」と結びつつ、この全員協議会を閉じた。市は今後の施策ごとの展開を見守り、地域の声を反映させていく必要がある。