令和6年1月15日、青梅市議会は臨時議会を開催し、議案第88号の審議を行った。
本議案は、令和5年度青梅市一般会計補正予算に関するもので、2億6036万3000円の追加が盛り込まれる。これにより、補正後の予算総額は620億8872万1000円となる見込みで、物価高騰への対策が主要な焦点となった。
市長の大勢待利明氏は、「今回の補正予算では、物価高騰への重点支援として低所得者への支援を充実させたい」と述べた。この施策には、個人住民税均等割のみの課税世帯への給付金として、1世帯当たり10万円の支給が含まれている。そして、低所得者の子育て世帯には、18歳以下の児童1人につき5万円を支給する。これにより、家庭の経済的負担を軽減する狙いがある。
また議会では、議案の審査にあたり、質疑は行われなかったものの、予算決算委員会に付託され、全員賛成により原案通りの可決がなされた。議長の島崎実氏は、「厳しい経済状況での議案可決は、適切な判断であった」と総括した。
この臨時議会は1日の予定であり、日程に大きな変更はなかったことも含め、適時適応な対応が求められる。議会は今後とも、経済支援策の進捗状況を注視する意向を示した。議事は午前11時12分に終了し、今後の課題について議論が続くことが期待される。