令和3年青梅市議会では様々な課題が議論された。特に、青梅インターチェンジ北側の土地区画整理事業と旧釜の淵公園水泳場について多くの関心が寄せられた。これに関して、迫田晃樹議員は、土地区画整理事業における手続きの進捗状況を確認したいと述べた。
この事業は、今井4丁目に位置し、情報通信技術革新と物流業界の変革が背景にある。特に青梅インターチェンジの立地は、物流拠点としての潜在能力を高め、多くの期待が寄せられている。市長の浜中啓一氏は、国と都との農林調整協議が進捗中であると説明し、個別協議に迅速に進むよう努めると明言した。
また、旧釜の淵公園水泳場については、阿部悦博議員が、施設の現状に不安を抱き、維持管理が課題であると述べた。市長は、過去の運営経緯を振り返り、今後の利用方針を検討するとした。
青梅市のスポーツ施設に関する質問も数多く上がった。特に、施設の充実度と将来像に注目が集まり、スポーツ活動の推進に必要な支援の在り方が問われた。市長は、アスリート育成の重要性を認識し、スポーツ施設の充実を図る方針を示した。
一方、コロナ禍における事業者支援に関して、山崎哲男議員が質問した。市は新型コロナウイルスの影響を受けた企業への支援策を継続実施し、急募な対応が進められていることを報告した。特に、プレミアム付商品券などによる経済的支援が評価された。
また、特別障害者手当の目的及び条件の周知や、個別の相談内容の把握に関しては、福祉施策の充実が求められた。市では、利用拡大に向けた周知に努めているものの、受給者の潜在ニーズを汲み取りきれていない現状も浮き彫りとなった。