令和元年青梅市議会の定例会での質疑が展開され、多岐にわたる重要な議題が議論された。特に「ごみ収集について」や「歩きスマホ・ながらスマホへの市の対応について」は、地域住民の生活に直結するテーマとして扱われ、活発な意見交換が行われた。
鴨居孝泰議員は、高まるインターネット通販の影響を受けたごみの収集について質問。特に、雑誌や段ボールの収集量が横ばい状態にあることや、分別の協力を求めつつも収集日が月に1回という現状に課題を感じていると述べた。市長の浜中啓一氏は、近年の状況から見ても収集体制の見直しが必要と認識しており、新たな収集日を設けたり、周知活動を強化することで対応が求められるとの考えを示した。
また、鴨居議員は「歩きスマホ」についても強い懸念を表明。歩きスマホが危険であると指摘し、その影響が交通事故にも繋がる可能性があると訴えた。市長は、スマートフォンの普及に伴う新たな課題として認識しており、啓発活動を通じて市民の理解を促進する必要性を語った。
続いて、山内公美子議員からは「プラスチックごみの削減について」市はどのように対策を講じているかと質問があった。市長が答えるところによると、海洋プラスチック問題は市の重要な政策課題であり、リサイクル活動の推進や市民への啓発活動が行われているとし、今後も更なる取り組みを行っていく方針を示した。
「今井土地区画整理事業」については、物流拠点としての計画が進められているが、周辺環境や景気動向への懸念が表明された。進出企業の確保と農用地の転用についても意見が交わされた。
最後に、新市民ホールの建設計画についても話題に上り、最適な施設設計や市民の意見を反映した形の検討が必要であるとの合意が形成された。このように、多様な市民課題が伝えられ、青梅市の今後の対策に大きな期待が寄せられた。