令和2年青梅市議会において、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応策に関して多くの議員が意見を交わした。
新型コロナウイルス感染症に関する消毒手段について、第6番ぬのや和代議員が紫外線殺菌灯の導入を提案した。彼女は、「紫外線の中でも特にC波が強力な殺菌力を持つ」と説明し、学校のトイレ等に設置することで効果的な消毒が可能であると強調した。これに対し、浜中啓一市長は、現在検証が進められていると答え、「有用性が確認されれば、実施を前向きに検討したい」と述べた。
経済的支援に関する質問では、ぬのや議員が、特に一人親の家庭に対する早急な支給を求めた。生活困窮者向けの支援が遅れている現状を指摘し、「地域独自の新型コロナウイルス対策助け合い基金を活用すべきだ」と訴えた。浜中市長は、議会での審議が必要であるため前倒しは難しいとする一方、「必要な支援策を検討し続ける」と回答した。
保育園や学校の休校に関する話題も挙がり、ぬのや議員は小児のメンタルヘルスに対する懸念を示した。教育長岡田芳典は、小中学校の休校措置の合理性を説明しつつ、今後も感染予防対策を強化すると明言した。彼は、変化する状況に迅速に対応するため、ICT教育環境の整備が急務であると強調した。