令和4年全員協議会が開催され、複数の重要な議題が討議された。
中でも特に注目を集めたのは、令和5年度の組織改正案についてである。市の基本計画の進行に伴い、各部門の業務をより効率的にするための改革が提案された。企画部長の伊藤英彦氏は、特にデジタル化を推進するために新たに設置されるDX推進課の重要性を強調し、「今後新たなデジタル化を進めるためには、外部の専門的な意見を取り入れることが重要である」と述べた。
議壇からは、組織改正案に対する市議からの質疑も相次いだ。ぬのや和代議員は、「音楽活動の振興はどの部門で行われるのか」と問いただし、企画政策課長の野村正明氏は、社会教育課が生涯学習の一環としてこれを所管すると回答した。これに対して、ぬのや議員はプロの音楽活動振興の方向性に対する疑問を呈し、さらなる議論が促された。
また、青梅市を当事者とした訴訟事件の概況も報告され、これには判決が原告の請求を全て棄却したことが含まれていた。市の管理責任について詳述され、引き続き市の立場としての説明が求められる場面もあった。
次に、青梅市地域公共交通計画の策定状況についても発表が行われた。都市整備部の川島正男部長は、「本計画は持続可能な地域公共交通の実現を目指し、今年度末には策定を完了する予定である」との見通しを述べた。997名を対象に実施した市民アンケートの結果も反映される見込みであり、地域ニーズに応じた交通施策が期待されている。
最後に、新病院本館の開院を記念したロゴマークの制作プロセスが報告され、病院の理念を表現したロゴが選定された。デザインは新病院建設に関連する業者によって行われたもので、今後はそのロゴマークが病院の看板や印刷物に活用されることになる。