令和元年の全員協議会が開かれ、重要なテーマとして「市民と市長との懇談会の開催」など複数の議題が取り上げられた。
市民と市長との懇談会では、市行政についての市民の意見を聴取することが重視されている。企画部長の小山氏は、今回の懇談会は「青梅市まち・ひと・しごと創生総合戦略」に関連した内容を意見聴取し、市政に反映させることが目的であると説明した。この懇談会は、10月の平日夜間を利用し、4つの地域で実施される。また、子育て世代向けの懇談会は2回に増やし、地域住民から意見を広く募る工夫を施すとした。議員からは、会場数を増やす要望があったが、企画政策課長は、昨年度の好評を受けつつも適切な調整が必要だと強調した。
次に、「青梅市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の改訂が議論された。総務部長の島崎氏は、現行の企画における人口減少と地域経済の発展に向けた課題意識が持たれ、次の戦略策定に向けての進捗状況が説明された。戦略は国の戦略と整合性を持ちつつ、5年間の計画として進められることが確認された。
「いじめゼロ宣言・子ども議会の開催」については、企画部長の小山氏が、議会制民主主義の理解を促進し、いじめ根絶に向けた意識を高めるイベントとして7月に実施されることが報告された。市役所内の会場で、代表がいじめゼロ宣言を発表するシステムが整えられ、小中学生の参加が期待されている。
続いて、吉川英治記念館の寄付に関する説明が行われ、耐震診断、資料整理、今後の運営方法など、慎重に進められるべき事項が多くあるとの認識が示された。この記念館の運営に関わる費用については、課題として取り上げられ、収支が赤字であるとの報告もあった。地域の住民からも支援の意向が示されている。
最後に、青梅市を当事者とした訴訟事件についての概況が報告された。自治会との関係が問題となり、原告が各種請求を行っている内容が共有された。
本協議会では、市民とのコミュニケーションや意見聴取の重要性が再確認され、多くの事業が進行中であることも伝えられた。関係者は引き続き、市政の改善に努めていくことに意向を示した。