令和3年度青梅市の第9回定例議会が開催され、複数の補正予算が可決された。特に、一般会計補正予算が新型コロナウイルス感染症に関連し、重要な経費が計上されました。
市長の浜中啓一氏は、新型コロナウイルス感染症対策として、追加で8098万4000円の補正を提案しました。この補正により、予算総額が541億3011万2000円となります。その中には、国庫支出金や都支出金の増額が含まれ、感染拡大防止策に資する支出が見込まれています。
また、一般会計補正予算に加え、国民健康保険特別会計や後期高齢者医療特別会計ならびに介護保険特別会計の補正予算も全会一致で可決されました。国民健康保険特別会計では、350万円の保険税還付金が計上され、変更理由について担当者が「所得変更による保険税額の減額」と説明しました。
後期高齢者医療特別会計補正予算では、還付金の総額として220万円が提案されました。対象となる件数は145件で、主に年金受給者の死亡による還付が一因とのことです。これについては、市民から特に相談や苦情は寄せられていないと説明されました。
介護保険特別会計では、給付費等準備基金が最終的に約7億9100万円となり、安定的な運営を図る目的での積立てが行われます。これについての質疑には、他市の状況については把握していないとの返答がありました。ー
さらに、議会運営委員長の島崎実氏が提出した青梅市議会図書室規則の一部改正案も可決され、図書室の廃棄基準を明確化し、効率的な運営を目指す取り組みが強調されました。
全体として、議員たちはこれらの議案に無事賛成し、会議は順調に進行しました。議長の鴨居孝泰氏は、本日の議事を終結し、休会に入る旨を告げました。次回の会議は10月1日に予定されています。