令和2年9月定例議会では、青梅市の重要な補正予算が多数可決された。特に、一般会計、および下水道事業の補正予算が主要な焦点となり、その詳細が報告された。
日程第1及び第2で審議された議案第50号と議案第67号は、令和2年度青梅市一般会計の補正予算である。予算決算委員長の島崎実氏によると、両議案は全員一致で可決されたという。
続く日程第3は、議案第54号「令和2年度青梅市下水道事業会計補正予算」である。環境建設委員長の阿部悦博氏は、「ポンプ場の維持管理に関わる修繕費が大きな課題で、昨年の台風の影響を受けた」と述べ、設備更新が必要であることを強調した。また、ポンプ場の修繕についても言及し、その緊急性が際立った。
一方、福祉文教委員会が審議した議案第51号から第55号についても可決が相次いだ。国民健康保険特別会計の予算に関して、湖城宣子委員長は「人事異動により処理業務がスムーズになる」と述べた。加えて、後期高齢者医療保険の費用確定について説明があり、今後の計画が示された。
また、議案第53号では介護給付費準備金が言及され、約9億2441万8964円に達すると報告された。加えて、病院事業の議案第55号では、サーモグラフィー購入予定が紹介され、患者の安全を図る取り組みが強調された。
最後に、議長の久保富弘氏は、休会の提案を行い、15日から28日までの休会を決定した。このように、青梅市議会は、さまざまな施策に対する予算の承認を得て、市民サービスの向上を図る姿勢を見せた。