令和2年第一回練馬区議会臨時会が開催された。
議長が会議を開くと、まず会期の決定と議案の審議が行われた。出席議員は49名で、1名が欠席した。
新型コロナウイルス感染症対策について、区長の前川燿男氏は非常時の補正予算編成を強調した。特に、特別定額給付金と支援策を盛り込んだ補正予算案を提案。
この補正予算により、歳入歳出ともに777億1,095万1千円が増額される。これにより、予算規模は3,603億8,197万5千円となる。
さらには、マスクやエタノールなどの購入経費を盛り込み、生活困窮者や中小企業への支援を強化する意向を示した。
会議はその後、議案について質疑が行われ、田中よしゆき議員が動議を提出し、予算特別委員会が設置された。これを受け、委員会審査が行われ、最終的には原案どおり可決。
最後に区長は、国や都と協力し、区民の命と健康を守ることへの意志を表明した。新型コロナウイルスの影響を受けたこの厳しい状況を乗り越えるため、区議会の協力を求めたのである。
この臨時会は全ての事案が議了し、午後4時34分に閉会した。