令和5年3月1日、練馬区議会において、定例会が開催された。
この日は49名の議員が出席し、松田亘議員の辞職願について議論が行われた。辞職願は一身上の都合によるもので、議会は「異議なし」として辞職を許可した。議長の藤井たかし氏は「異議なしと認め」た。
次に、令和4年度の補正予算に関する議案が一括議題に上げられ、森田泰子副区長が提案理由を説明した。普通交付金の増収により、本区への追加交付額は約55億円となる見込みとのこと。この補正予算は物価上昇への対応や新型コロナウイルス感染症対策を含み、歳入歳出ともに29億6,431万3千円の予算となっている。
具体的には、一般財源において都区財政調整を整え、特定財源で国庫支出金の増額が計上される。議案第29号から第33号までは国民健康保険、介護保険、公共駐車場、及び令和5年度一般会計補正予算を含むものである。
この中で、令和5年度一般会計補正予算は、ワクチン接種や学校給食の無償化に要する経費が含まれている。全体の予算規模は3,055億6,387万4千円と見込まれ、財政計画の修正後は1,917億6,379万9千円になる見込み。これに対して、小西將雄副区長が、給料等に関する条例の改正を説明。期末手当の年間支給月数引き上げや、3月期の手当廃止が提案された。
質疑が行われた後、佐藤力議員が動議を提出し、議案の質疑を省略し、委員会に付託することが決定した。さらに、選任第1号の監査委員選任の同意についても議論され、萩野うたみ氏が再選任された。
萩野氏は、監査委員としての職務を誠実に全うすることを約束し、「職務の重大さを認識しつつ努力する」と述べた。
この日の日程は全て終了し、午後1時18分に散会となった。