令和3年10月11日、練馬区議会では第3回定例会が開催され、緊急の補正予算が審議された。
この会議の中心議題は、新型コロナウイルス感染症対策のための令和3年度練馬区一般会計補正予算である。提案を行った山内隆夫副区長は、「新型コロナウイルス感染症に伴う自宅療養者への新たな支援を計上した」と述べた。特に、予算の中には自宅療養者等の支援経費も含まれる。
補正予算の歳入は、国庫支出金や都支出金、財政調整基金からの繰入金を増額する予定で、歳出は7億3416万8000円と見込まれる。これにより、一般会計の総予算規模は2,936億9142万6000円となる。
山内副区長は財政計画の修正についても言及し、「財政調整基金繰入金を3682万8000円増額した」と説明した。総額は1,797億9179万円となり、さらなる財政の健全化を図りたい考えを示した。
その後、会議では緊急動議が提出され、予算特別委員会の設置が決定された。これにより、議案は特別委員会に付託される運びとなる。つじ誠心議員は「質疑を省略し、予算特別委員会を設置し、本議案を付託することをお許しください」と質疑省略を提案した。
これに対し、議長は異議なしと認め、予算特別委員会の委員指名については定められた規定に基づいて実施することが告知された。これをもちまして、本日の議会日程は終了した。散会は午後1時4分とのことであった。