令和4年12月2日、練馬区議会において、第4回定例会が開催された。
主要議題として「令和4年度練馬区一般会計補正予算」が上程され、コロナ禍に直面する区民への支援策や予算の見直しが検討された。具体的には、森田泰子副区長が補正予算について詳細に説明し、低所得の子育て家庭への支援が盛り込まれていることを強調した。
今回の補正予算では、財政調整基金に4億2533万4千円、地方特例交付金に1億2032万3千円の増額が行われ、合計で1,917億2,194万5千円の財政計画が示された。これにより、令和4年度一般会計の予算規模は、3,150億2,989万9千円となる見込みである。
支出の内訳としては、コロナ禍での生活困窮支援として、低所得の子育て家庭に対し、子ども1人当たり10万円が支給される。抗原検査キットの購入費及びワクチン職域接種に必要な経費も計上されている。
議会では、議案に対する質疑が行われ、佐藤力議員が議案の質疑を省略し、予算特別委員会を設置する動議を提案。採決により、議案は特別委員会に付託されることとなった。続いて、給与改正案が一括して審査され、初任給が引き上げられることや、勤勉手当の支給月数の引き上げが報告された。
西野こういち議員が報告役を務め、報告に関しては異議なく承認された。最後に、すべての議案が審議を通過し、会議は終了した。議会での出席者は45名であり、円滑な議事運営が行われた。