令和4年第2回練馬区議会定例会が6月1日に始まり、出席議員48名で会議が進行した。議題には、会期決定や各特別委員会からの中間報告が含まれている。
最初に、議会は会期を本日より21日間と定めることに異議がないとした。次に、陳情第21号である選択的夫婦別姓制度の導入について、区民生活委員会委員長である柴田さちこ議員が報告を行い、審査過程で陳情が取下げられたとのことで、これを了承することに決定した。
続いて、総合・災害対策等特別委員会の報告が上野ひろみ議員によって行われた。委員会は、地域防災の重要性を強調し、現在の災害対策法の改正内容や災害時の訓練実施について説明した。また、防災意識の向上を目指し、避難行動要支援者の見守り体制や地域別防災マップの作成などが求められている。委員からの意見として、コロナ禍の中での訓練の重要性が指摘された。
医療・病院整備等特別委員会からの報告では、うすい民男議員が、小児救急事業や災害時医療におけるICT活用についての進捗を説明した。特に、小児救急ミニ講座が厚生労働省から表彰されたことが注目されている。また、災害時の迅速な情報共有体制の構築が必要だとし、関連する取り組みを行う意向が示された。
さらに、都市農業・みどり環境等特別委員会の小林みつぐ議員は、練馬区のごみ量の増加やリサイクル率向上のための取り組みを報告した。ごみの分別と資源化への意識が求められ、資源循環型社会を目指す必要性が強調された。
最後に、交通対策等特別委員会の田中よしゆき議員が公共交通空白地域の改善とシェアサイクル事業の社会実験について報告した。特に都営地下鉄大江戸線の延伸に関する協議が進められており、地域活性化に向けた期待が寄せられている。
会議は約46分で終了し、一連の報告と意見交換を経て、議題は承認され散会した。